今回もまたまたじゃがいもをたくさんいただいたので、じゃがいもパンを作りました。
じゃがいものデンプン効果により、これがパンなの??というような独特の食感が生まれますので、是非作ってみて下さいませ。
間違いなく絶品ですよ!!
ではまず配合から
まずは下準備
●じゃがいもは半分に切って蒸し器で蒸すか、オーブンで焼きいもにします。
しっかりと中心まで火を通してくださいね。
電子レンジを使う人も多いと思いますが、パサパサになったり硬い部分が出来たりする時がありますので、初めは蒸し器かオーブンを使ってほしいと思います。
このパンを作る時は、じゃがいもは蒸したてを使いますので、時間が経ったり前日に準備したりは出来ませんのでご注意ください。
じゃがいもが熱々だと作れませんので、まずはじゃがいもを蒸して、冷ましている間に他の計量を行いましょう。
今回は小麦粉400gで作っていきます。
じゃがいものサイズは色々ですので、じゃがいもの量に合わせて作ると良いと思います。
●モルトは使用する水に溶かしておきましょう。
お持ちでなければ入れなくても特に問題ありません。
では捏ねていきましょう。
このパンは非常に難しいので、画像を使って説明していきます。
ボールに小麦粉と塩を入れて混ぜ混ぜし、混ざったらイーストも入れて混ぜ混ぜします。
手で十分です。
混ざったらそこに蒸したじゃがいもを入れて、手の握力でつぶすようにしながら小麦粉と合わせていきます。
じゃがいもが熱々だとやけどしますから、急ぎなら冷凍庫へ入れるなどして冷ましてから作るようにしてくださいね。
ただし、何時間も冷ましてはいけませんよ。
細かくする必要はなく、小指の爪くらいの大きさは残っても構いません。
あらかた混ざったら、そこにモルトを溶かした水を入れて、捏ねるのではなく混ぜていきます。
握力を使わずに、指の間隔をあけて全体的に粉っぽさがなくなるまで混ぜていきます。
1~2分混ぜたらこのようになりますので、それで終了です。
???ってマジ!!
そうです、マジです(笑)
難しい・・・は嘘でした(笑)
見ていただいたら解るように、じゃがいもの塊がゴロゴロありますが、それでよいのです。
絶対に捏ねたりはしないでください。ひとまとまりになればそれでOKです。
そのままラップなどをかぶせて、60分ほど発酵させます。
捏ね上りの温度はやや低めの24℃を目指してください。
26℃を超えると味が悪くなります。
じゃがいもの冷まし具合で変わってきますので、初めは難しいかもしれませんが、じゃがいもが温かければ氷水を使う、あるいはじゃがいもがしっかりと冷めていたらぬるま湯を使うなどして、24℃に近づくようにしてください。
分割と成形
60分発酵させた後は、このように指で押すと穴が開くような状態に膨らんできます。
とは言えパン生地のようにふっくらとはしませんが、それでよいのです。
台の上に生地を移して適量に分割していきます。
あまり難しい成形には適していない生地ですので、フォカッチャを作るイメージで作っていきます。
捏ねていない生地なのでややベタベタしますので、手粉を上手に使いながら分割していきます。
今回は150gで切っています。
全く捏ねていない割には、何となく生地っぽくなっているのが不思議です。
150gに切り分けた生地を、まとめるようにしながら天板の上におき、指の腹で平たく丸く潰していきます。
そうです、ベンチタイムは取らずに分割したら即成形を行います。
この時もべた付くようでしたら手粉をうまく使って行ってください。
カリッとさせたければ薄めに伸ばし、ふっくらとさせたければ厚めにすると良いでしょう。
どちらも美味しいと思います。
今回はベーコンのブロックを買ってきてサイコロ状にカットし、それを生地に乗せて押し込むようにしています。
じゃがいもですから色々な食材と相性が良いので、レパートリーが広がりますね。
成形が終わったら最終発酵を40分~60分ほどとります。
パンほどは膨らんできませんので、発酵の上限は60分程度までとしてください。
あまり膨らみすぎますと、美味しくなくなってしまいますのでご注意ください。
発酵室の温度湿度は通常のパンと同じで構いません。
発酵後にオリーブオイルを塗ってやや強めの温度(200℃~220℃位)で焼いていきます。
焼成もあまり長めだとパサパサになりますので、強火でパット焼くイメージで15分以内に焼き上げるようにしましょう。
砂糖の入らないパンですので、色は付きにくいと思います。
うちのオーブンは特に温度が弱いので白っぽい色になってしまいますが、しっかりと色を付けていただいても構いません。
今回は焼き上がりにクレイジーソルトをかけましたが、ピザチーズをのせて焼いたり、パルメザンチーズをのせても良いでしょうね。
フォカッチャ生地として様々な食材を乗せて楽しんでいただけるパンだと思います。
また、時間もさることながら、恐ろしく簡単に作れるのにとにかく美味しいのに驚かれるでしょう。
どうせ捏ねませんので、お気に入りの国産小麦粉で作ることが出来ます。
じゃがいもはメークインでも大差なくできます。
その代わり、水はじゃがいもによって若干変動がありますので、初めから全量入れずに様子を見ながら足していくと良いでしょう。
是非一度お試しくださいませ。